THA
今日のTHAでした。
RDCで、股関節の臼蓋が破壊しているのですが、近医ではリウマチ性多発筋痛症と診断され、ステロイドを投与されていたとのことです。
レントゲンでは、骨頭は破壊されておりRDCですね。
術前のレントゲン
レントゲンは、臼蓋がモヤモヤしており、前壁が破壊されていることが想定されます。
このような場合は、術中に前壁の再建が必要になってきます。
当院では、骨移植にて対応しています。
今回は、患者本人のボーンソーでカットした質の悪い頸部を使用して再建しました。
術中、確認したところ、臼蓋の前壁が破綻しており、薄くなっておりました。
破壊された大腿骨と衝突し、臼蓋も破綻しているのでしょう。
臼蓋を郭清した後に、自家骨移植を行いました。
なんどか必要でした。
術後のレントゲン
それでも、どうにかこうにかそれなりになり完成です。
後療法ですが、移植片の質も悪くCUPの内反も考えられるので、全荷重は、少し遅らせて行こうと思います。