THA  

今日のTHAでした。

RDCで、股関節の臼蓋が破壊しているのですが、近医ではリウマチ性多発筋痛症と診断され、ステロイドを投与されていたとのことです。

レントゲンでは、骨頭は破壊されておりRDCですね。

 

術前のレントゲン

f:id:yasukunn:20181114195204j:plain

 

レントゲンは、臼蓋がモヤモヤしており、前壁が破壊されていることが想定されます。

このような場合は、術中に前壁の再建が必要になってきます。

当院では、骨移植にて対応しています。

今回は、患者本人のボーンソーでカットした質の悪い頸部を使用して再建しました。

 

術中、確認したところ、臼蓋の前壁が破綻しており、薄くなっておりました。

破壊された大腿骨と衝突し、臼蓋も破綻しているのでしょう。

臼蓋を郭清した後に、自家骨移植を行いました。

なんどか必要でした。

 

 

術後のレントゲン

f:id:yasukunn:20181114195205j:plain

 

それでも、どうにかこうにかそれなりになり完成です。

後療法ですが、移植片の質も悪くCUPの内反も考えられるので、全荷重は、少し遅らせて行こうと思います。