■
なんとか整形外科専門医(2020年1月実施分)は、合格しておりました。
合格率の高さから、合格の嬉しさよりも、落ちなくてよかったというのが正確な感情でしょうか。ある先輩は、この程度の試験合格できないようじゃ臨床能力にも疑問点がつくといっておりましたから、ほんと落ちてなくてよかった。
今年は難しかったようで、自己採点で、筆記試験60.8%(除外問題など除く)でした。
大学同期に確認すると、59%が2人いましたが、その2人共合格しておりました。
その他、80%、62%、68%と合格しておりました。
二次試験は、変形性足関節症、広範囲腱板裂が聞かれましたが、まずまず和やかに終了したと思われます。
勉強期間は、受験年度を間違えていたこともあり、1年半前から開始しましたが、それ故に、半年前になっても、ダラダラと勉強してしまい、過去問を始めたのは、年明けも年明けの試験前10日前でした。
試験10日前からはじめて解いた過去問のあまりの正解率の低さに、あせってしまい、最後は、睡眠時間3-4時間程度でがんばりました。
まだ、火事場のクソ力をだせる体力が残っていたんですね。
問題集も、最終的には3周できましたが、年末までに2周弱程度しかしませんでした。
また、過去問は、3年分しかやることができず、しかも、答えしかわからないため、丸暗記で望んだ問題も多かったです。
早めに開始したにもかかわらず、この体たらくでした。
せっかく勉強するチャンスが有ったのですから、試験合格だけを目指すのではなく、もっと有意義に試験勉強できればよかったかなと思いますが、そんな人間ではないから、何度受けても同じようなことをするでしょうね。
また、合格率は今年も90%だと思いますが、医師国家試験の例にもれず、たろうせいがいるため、初回受験者の合格率はかなり高いと思います。
実際に、同門の先輩方で合格してたのは、5人いて1人という有様です。
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なんとか整形外科専門医(2020年1月実施分)は、合格しておりました。
合格率の高さから、合格の嬉しさよりも、落ちなくてよかったというのが正確な感情でしょうか。ある先輩は、この程度の試験合格できないようじゃ臨床能力にも疑問点がつくといっておりましたから、ほんと落ちてなくてよかった。
今年は難しかったようで、自己採点で、筆記試験60.8%(除外問題など除く)でした。
大学同期に確認すると、59%が2人いましたが、その2人共合格しておりました。
その他、80%、62%、68%と合格しておりました。
二次試験は、変形性足関節症、広範囲腱板裂が聞かれましたが、まずまず和やかに終了したと思われます。
勉強期間は、受験年度を間違えていたこともあり、1年半前から開始しましたが、それ故に、半年前になっても、ダラダラと勉強してしまい、過去問を始めたのは、年明けも年明けの試験前10日前でした。
試験10日前からはじめて解いた過去問のあまりの正解率の低さに、あせってしまい、最後は、睡眠時間3-4時間程度でがんばりました。
まだ、火事場のクソ力をだせる体力が残っていたんですね。
問題集も、最終的には3周できましたが、年末までに2周弱程度しかしませんでした。
また、過去問は、3年分しかやることができず、しかも、答えしかわからないため、丸暗記で望んだ問題も多かったです。
早めに開始したにもかかわらず、この体たらくでした。
せっかく勉強するチャンスが有ったのですから、試験合格だけを目指すのではなく、もっと有意義に試験勉強できればよかったかなと思いますが、そんな人間ではないから、何度受けても同じようなことをするでしょうね。
また、合格率は今年も90%だと思いますが、医師国家試験の例にもれず、たろうせいがいるため、初回受験者の合格率はかなり高いと思います。
実際に、同門の先輩方で合格してたのは、5人いて1人という有様です。
外反膝まとめ
忘記録
外反膝のTKA(FTA158°)を行いました。
① 腸脛靭帯の切離は行っていない
②MCLでの補強も行っていない
③脛骨内側の剥離は最小限に行った
④大体2頭筋の切離もしていない。
⑤CONSTRAINEDのバックアップも用意していなかった。
SETTINGは、OPE台遠位に板を固定し、その上でクッションを置いて、伸展位で固定できるようにした。更に、屈曲位で固定できるようにするため、膝外側から固定を行った。不潔ターニケットで、330mmhgで圧迫した。
①正中切開後、内側のpalla patella アプローチ 長めに切離
メスで関節包まで、切離した。
膝蓋骨を翻転させたが、大きく翻転できなかったため、翻転をより大きくするため、膝蓋骨の骨棘をリウエルで切離し、翻転させた。その際には、腸脛靭帯は切離しなかったが、翻転させることは可能であった。
②内側は、脛骨辺縁を5mm程度中節まで、最小限に電気メスで切離
③外側の切離を電気メスで行う。脛骨周囲の骨棘は、大きいリウエルで切離
この時点で、強い拘縮は取れており、脛骨を全面に引き出すことが可能であった。
④脛骨後面を電気メスで、慎重に剥離した後に、ラスパで更に後面の靭帯の剥離を行い脛骨をより前面に引き出すことが可能となった。
⑤次に、大腿骨遠位の骨切りを行った。術前計画どおり外反を7°に設定して、電気メス、ポンチでWHITESIDE LINEとPCL付着部の間をマーキングしてから、大腿骨軸に沿って挿入した。(実際には、PCL付着部は不明であり、PCL付着部と思われる箇所)
⑥大腿骨前面をPINで固定し、カニ爪で合わせてから、遠位の骨切りを行った。
⑦続いて、脛骨側の処理を行った。髄外ロッドを、遠位は足関節中心部にして固定し、近位はAKAGIライン(膝蓋靭帯内側とPCL付着部を結ぶ線)に合わせた。
後傾は3°を目指して、腓骨に合わせた。術前計画では、外側の骨切り量は、2.8mmであったため、設定し、BONE SAWで骨切りを行った。
内側がほとんど切離できなかっため、さらに2mm追加して切除した。
⑧進展GAPを確認したところ、ほぼ入らなかっため、まず大腿骨遠位の骨切り量を+2mm追加したところ、なんとかスペーサーが挿入できる程度であった。
脛骨の骨切りをさらに+2mm追加で切除したところ、スペーサーが挿入できるようになり、回旋バランスも良好であった。
⑨大腿骨遠位の骨棘をリウエルで切除し、サイザーで確認したところコンポーネントサイズ3であったが、やや大きく2でも確認したが、2では小さかった。3で行った後に、2でDOWN SIZEできるため、まずは3で行うこととした。
⑩脛骨のSIZEを確認したところ、SIZE2では小さかったが、SIZE3では外側後方に少し突出が見られた。被覆度を大きくすため、3で行うこととし、テンプレートを当てた後に、PINを刺入し、ドリリングを行いトライアルを設置した。
⑪大腿骨コンポーネントをBONE SAWで切除した後に、中心部にコンポーネントを設置した後に、スペーサー10mmを挿入したところ内外反バランスが取れていたた。しかし、反張膝となっため、スペーサー12で再度確認したところ、屈曲位がやや硬かった。そのため、スペーサーは10で行うこととした。
⑫膝蓋骨は、薄かったため、膝蓋骨の辺縁を整えたのみで、コンポーネントの置換は行わなかった。この時に、外側したいを電気メスで切離し、トラッキングを調整した。
⑬セメントを混ぜ合わせて、ある程度固くなったときに、脛骨コンポーネントに塗り(後面と突起部位を厚くした)、固定を行った。次に大腿骨コンポーネントにセメントを塗って固定した。進展位で圧着させて十分固定を行った。
⑭イソジン入り生食で十分洗浄した後に、ドレーンを膝蓋骨近位より外側に抜けるように固定し、1サージロンと3-0Vycrylで閉創した。
14分野のe-learning(整形外科専門医)
みなさんしってるんですかね?
知らなかったのは、俺だけでしょうか?
ご存知のように、整形外科専門医の資格を得る、あるいは、継続するためには、単位をそれえる必要があります。
私も、骨腫瘍分野の単位を取るには、学会に参加する必要があるため、苦労しました。
14分野の単位を揃えるのにも、結構苦労しますね。
14分野のセミナーがあれば、いやいやながらも、行きたくもないセミナーに、割と遠くまで参加したりして、時間的、金銭的な支出が多いのみ事実です。
しかも、、、、あまり大きな声では言えないのですが、内容もね。
直接臨床に役立たない啓蒙的な分野です。
でも、専門医の試験を受けるにあたって、同期のメーリングリストで、14分野って、整形学会専門医のHPでの、e-learningで取得できるということを教えてもらいました。
整形外科学会専門医のHPの会員ページから、右上のタブをクリックすると、たしかにe-learningが存在し、単位として認められるようです。
講義を見終わったあとに、支払いも済ませることにより単位認定されるようです。
1単位に付き2000円のオンライン決済で支払いが必要ですが、十分お得だと思います。
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学んだことのメモ
1)SCREWの種類について
SCREWの種類については、以下の4個を覚えておけば良いでしょう。
それぞれ用途があるのですが、長くなるため割愛
①CORTICAL:皮質骨による固定 対側の皮質骨を貫くことが前提
②Cancellous:海綿骨での固定 対側の皮質骨は貫かないことが前提
③Cannulated:中空になっており、中をWireが通るため、正確な位置に挿入可能
④Locking:ロッキング 相対的安定性
2)その他タッピングが必要かどうかでの分類
①round tip 先端が丸くなっており、タップが必要
②self tapping ネジ先端に切れ目が入っており、タップは必要ない
③self drilling 先端がドリルになっており、経皮的に打つことが可能
3Dプリンターで股関節作ってみました。
今は、股関節専門病院で働いているんですが、そこの指導医の先生がIT好きな先生でして、ITを使った課題をよく与えてくださります。
今までも、筋電図で筋収縮を測定しろなど言われたため、筋電計をはんだごてを使って自作しました。
今回は、SPOで股関節の骨きり行うから、イメージトレーニングをするのに3Dプリンターで患者さんの股関節を作ってくれという課題でした。
初めてする手術だし、骨盤切は、ブラインドでの作業もあるため、3Dモデルはとっても有効なんです。
さて、まず、SPOですが、低侵襲の骨盤切になります。
SPOに関しては、こちらに詳しく記載されております。
さて、股関節の3Dモデルの作り方ですが、市販の機器を使ってなんとか完成しました。
必要なものですが、
1)患者さんの股関節CTイメージ
2)モデリングソフト(Slicer)
3)3D プリンター本体+材料
この3点だけで、作ることが出来ます。
ソフトの使い方、機器の使い方など手順は煩雑ですが、なんてことはない、単純作業にしか過ぎません。
さて、手順ですが
1)股関節CT
股関節を病院でCTスキャンする。
画像は、3D再構成する必要はありません。しても構いません。どっちでもいいです。
そして、自院で施行したものをCDにすれば良いだけです。
CDを以下のソフトで読み取るだけです。
2)モデリングソフト
モデリングソフトは、Windows対応のフリーのSlicerを使用しました。
使い方は、慣れるまで時間はかかりますが、以下のYoutubeで説明されており、これに従えば、作成できました。
ちなみに、私は、ある程度使えるまで2週間くらいかかった。
MACの方は、Osilixなんかを使用すれば、日本語対応もしてますし、作業が楽にすむだろうと思います。
Tutorial: Preparing Data for 3D Printing Using 3D Slicer
3)3D プリンター
XYZ printingのダヴィンチProを使用しました。
股関節は割と大きいので20×20×20のサイズが必要となるため、このサイズのものを選択しました。
- ジャンル: パソコン・周辺機器 > プリンタ > その他
- ショップ: XYZプリンティング 楽天市場店
- 価格: 75,384円
いまなら、スキャナー機能も追加されたこれでも構わないと思います。
【送料無料】XYZPRINTINGパーソナル3Dプリンター ダヴィンチ 1.0 Pro 3in1 (ダヴィンチ) 3F1ASXJP00F
- ジャンル: パソコン・周辺機器 > プリンタ > その他
- ショップ: ソフマップ デジタルコレクション
- 価格: 138,700円
実際の印刷時間は30時間程度です。
なんども失敗しているので、初めて完成するまでは、もっとかかりましたが、、、、
材料は、PLA、ABSどちらでも構いませんが、大きなものを作る時は、PLAの方がエラーが少ないので、PLAがおすすめです。
DMMでも作成サービスがあるんですが、作成しようとデータを送ると10万円前後の見積もりが返ってきたため、それなら自分で購入するわいと少々高かったのですが、購入を決断しました。
同じように、ワーキングスペースでも時間貸ししてくれるのですが、作成するのに30時間かかるため、これまた3Dプリンターは、1時間2000円の使用料がかかるため、最低でも作成に6万円かかるので、購入したほうが安くなってしまます。
取り急ぎ説明しましたが、実際に作るといろいろ問題が出てきます。
完成した今も、指導医から、硬いからノミが入れれないので、もう少し柔らかいので作って欲しいとの要望が出てきました。
今は、作成した股関節をシリコンで型取りしてウレタンで作成しようと企んでおります。